シトロエンC3 プルリエラ ATF交換&電動ルーフ不良
2019年5月17日一宮市のA様のシトロエンC3 プルリエラの入庫
ATF交換と、電動ルーフ不良、リアハッチ開かない等々です
まずはATF交換から作業していきます
こちらはよくあるAL4ではなく、センソドライブ
通常のミッションに自動のクラッチがついているタイプ
AL4と同じく問題児のSACHS製のギヤユニットは付いているものです。
オーナー様が最近ギヤの切り替わりが変だということをお話していましたが、原因はおそらくSACHSのギヤユニットだと思うのですが、テスターで診断してみると意外にもATに関するフォルトは拾っていませんでした。
そこで念のためにATF交換だけでもしておきましょうという事で早速ATF抜きます
抜いたATFがこちら
真っ黒です。
走行は84000kmで、今まででATFは無交換?らいしです。
本来は薄黄色の綺麗な色のオイルなのですが、ここまで汚れてしまっています。
抜いた分量と同じ量を補充していきます
上から注入の穴がありますのでこちらからゆるりゆるりとATFを注ぎます。
ATF交換後はりりはっちなどのトラブルですが、こちらは間違いなくルーフのワイヤーやモーター等がダメになっています。
きっちりルーフが締まらないので、リアハッチも開きません。
それぞれのスイッチはしっかり反応していますからワイヤー等を交換しないと動くことはないですね。
しかしそれぞれのパーツはすでに国内にパーツなし
本国発注です
しかも工賃がかかる作業なのでオーナー様と相談し、ルーフに関しては断念。
年数が古くなってくるとこういった消耗品パーツが国内になくなってしまい断念されるオーナー様たちが増えているのが可哀相ですね。
でも仕方ないと言えば仕方ないのだろうけど。