VWニュービートル カブリオレ AT修理

VWニュービートル カブリオレ AT修理

2019年12月1日 2 投稿者: 迦楼羅

彦根市のI様のVWニュービートル カブリオレの入庫です
走行中変速ショックが酷い時があるという事で入庫してきました。

いつも地元でかかりつけの自動車屋さんがあるらしいのですが、そこでは「うちでは分からない」と言われたそうです。
そして処置してもらえたのはATF交換
結果不具合は改善されず悩んだオーナー様はネットにて当社を見つけられお越しになった次第です。

ATの変速ショックはVW車では定番の不具合ですね。
このATの修理が高額車両を手放していった人も多いのではないでしょうか

問題の原因はATバルブボディの中にあるソレノイドバルブの不具合
このソレノイドバルブがダメで様々な症状を引き起こします

多くの車両は冷間時は普通に走れ20分~30分走行すると症状が出始めることが多い
これは走行することによりATFが暖まり放熱効果が低下
ソレノイドバルブの冷却効果も低下しそれにより不具合が出るものとみられる

アルファロメの159や、プジョー・シトロエンなどでも多い事例
結果的にはソレノイドバルブを交換してあげればいいのだが、VWはバルブボディASSYの供給しかしておらず、Dにて作業を行うとアホみたいに高額な見積もりが出るのだ

安く仕上げるにはダメなソレノイドバルブだけ交換してやればいい
しかし簡単に作業できるような部分ではないので、再発した時また交換するのも面倒なので
よくダメになる箇所だけまとめて交換してしまう

不具合が多いのは2速3速の時がほとんど
ゴン!ゴン!と変速ショックをだし精神的にも病んでくるこの部分だけを交換していきます

途中省略

この作業はATFで手がベトベト・ギトギトになるのでいちいち手を洗ってまで写真撮れません
バルブボディを取り外し分解
ソレノイドを交換してまた元に戻していきます

ここまでの作業を行うのでATFもゴッソリ交換していきます
抜けるだけ抜いて新しいATFを注入
もちろんフィルターも交換します

全て元に戻ししばらくアイドリングさせた後、シフトを入れていきATFを循環させます
エンジン停止後もう一度ATFの量をチェック
そして試運転です。

試運転すること1週間
夜間に2~3時間試運転を繰り返し症状が出ないことを確認
違和感もないので、これにてオーナー様にお返ししました
これでしばらくは快適に乗れるのではないでしょうか。