フィアット500 サーモスタット交換
2020年5月31日大垣市のK様のフィアット500の入庫です
夏本番を迎える前にサーモスタットの交換を行います
フィアットの新車時の純正のサーモスタットは一部分がプラスチック製になっており、経年劣化でそのプラスチックの部分が折れてしまい、冷却水がダダ漏れに漏れオーバーヒートしてしまう恐れがある。
気温が低い時期だと多少走ってもすぐにはオーバーヒートまではいかないが、日本の夏は尋常じゃない暑さと湿度で冷却水が漏れたままの状態で走り続ければすぐにオーバーヒートしてしまう。
オーバーヒートしてしまうとヘッドガスケット交換や、最悪の場合はエンジン自体が固着してしまいダメになってしまう。
そこで夏本番を前にサーモスタットの交換を行います
今回の車両もサーモスタット部から少し漏れがはじまっており
サーモスタットを確認すると対策品ではないものがついていた。
対策品といっても純正品ではなく社外パーツです
ちゃんとした海外メーカーの1流ブランド品です。
サーモスタットを交換するためにスペースがないので
バッテリーなどの作業に邪魔なパーツをとりはすしていきます。
バッテリーを取り外せばこれだけスペースが確保できるので作業は早いです。
取り外した古いサーモスタットと、新しいサーモスタット。
新しいサーモスタットはすべてが金属製になっておりパイプの部分が折れる心配はありません。
でも何故わざわざこの部分をプラスチック製にするのだろうか。
過去経験でもデータはあるだろうに理解できない
絶対に経年劣化で折れるに決まっているではないか。
新しいサーモスタットを取付し、取り外したバッテリー等を元に戻したら最後に冷却水補充です。
そしてしばらくアイドリングをさせてエア抜きをします。
これで夏本番になってもサーモスタットから冷却水が漏れる心配はありません。
皆さんもぜひ要注意で!
まだサーモスタットを交換したことがない方は是非一度ご相談ください