アルファロメオ ブレラ 点検整備
2020年7月12日名古屋市のN様のアルファロメオ ブレラの入庫です
点検整備とその他諸々です。
走行は48000kmの左ハンドルのMT車
定番のエンジンチェックランプが点灯しています。
他社様でご購入されている159・ブレラのほとんどはエンジンチェックランプを点灯したまま納車をされているようですね。
まぁ使用していれば劣化もしますし、損傷や故障もしますから仕方ないと言えば仕方がないのですが非常に多いです。
まずはテスターにて診断していきます
気になるエンジンチェックランプの内容はいつもの奴ですね。
これはオーナー様と相談して取りあえず今回はパーツ交換で様子見で行きます。
それでもダメならばタイミングチェーン交換ですね。
そして気になる個所がもう一つ
右のタイロッドのガタです
リフトアップしてタイヤを手でゴトゴトと振ってみるとガクンガックンと遊びがあります。
これはタイロッドのガタです。
こちらも159・ブレラの定番のトラブル
純正パーツは供給されていません
ステアリングギヤボックス毎の交換になってしまいます。
めっちゃ高額です。
なので社外パーツでタイロッドだけ交換します。
タイロッドを取り外した捨てアリンギギヤボックス側です
周りにステアリングブーツが被せられているのですが、にもかかわらず水が中に侵入して錆をおこしガタを出します。
パーツの対比
ものすごい錆ですよね
右端のボールジョイントの部分が錆でクタクタになり
遊びが多くなりガタが出ます。
交換後はガタもなく、ステアリングが位置ズレなどがある個体は元の状態に戻ることが多いです。
最後に冷却水とエンジンオイル、フィルターを交換
冷却水は量も減り、色もドロドロした茶褐色になっています。
交換後はエア抜きをしっかりと行います
159・ブレラは冷却水のエア抜きが面倒です
エア抜きのドレンが3つあるのですが、プラスチック製で中古車の多くは折れていて普通のボルトに交換されている個体が多いですね。
熱のかかる部分なのでプラスチック製だと劣化してすぐに折れてしまったりしますからね。
エア抜き完了後テスター診断を行い異常がないことを確認して作業は完了です。