アルファロメオ147 ミッション不良 セレスピード修理
2022年1月30日美濃加茂市のN様のアルファロメオ147の入庫です
ミッション不良で不動という事でレッカー搬送されてきました。
入庫後セレのオイルタンクを見てみるとセレオイルが空です
空ということは漏れているってことですね。
ちなみに先月車検だったのですが、当社では受けておらず、ご近所の自動車屋さんで車検をお受けになったそうです
車検を受けてすぐにミッション不良、そして不動
仕方ありませんね
街の自動車屋さんがダメだという事ではありませんが、昔と違い今どきのクルマは誰でもが簡単に整備できクルマではなくなってきています
専門の知識と経験、そしてSSTやテスターといったものが必要になります
そしてこれからはテスターを持っているだけではダメで、メーカーのライセンスがないと異常コードを調べることもできなくなってきます。
こういったノウハウがあるか、ないかが差になります。
今回のミッショントラブルも車検時にチェックを入れていればレッカーで運ばなくいてはならないような状態にはならなかったはず。
勘どころがわかっていないからですね。
セレやデュアロジックは車検や点検時には必ずチェックをしないといけません。
そこさえ押さえておけば大事にはならないのです。
まぁともかくセレのオイルが抜けてしまっているので、セレのアクチュエーターのオーバーホールとアキュムレーターの交換を行っていきます
今まではセレの整備はしていないという事だったのですが、見た感じそれっぽい
まずはアクチュエーターを取り外します
アクチュエーターを取り外しました。
バラシてオーバーホールしていきます
各センサー類も取はずして内部にオイルが漏れていないかもチェック
そしてアキュムレーターの交換をしてアクチュエーターを元に戻します。
テスターにてキャリブレーションを行った後、2日くらい試運転を繰り返します。
ギヤの変速や、ギヤ抜けが起こらないかなど確認
異常がないので、最後にもう一度テスターで診断を行い作業は完了
無事にオーナー様にお返ししました。