BMWミニ　冷却水漏れ　ダクトホース交換

大垣市のＯ様のＢＭＷミニの入庫です
冷却水後漏れるという事でご相談をいただきました

知人買いで譲ってもらったものだという。
週に１度は冷却水を補充しないといけないというレベル
そこそこ漏れてる感じですね

走行は90000ｋｍ台
微妙な年式ですがクーパーＳなので悩ましい所。

ではリフトに入れてどこから漏れているかチェックします

ミニもいたるところが壊れるのでホントに困った車ですよね
イタフラ車が故障が多いなどとよく言われますが、ミニの方がはるかにトラブル多いでしょっと思います。

ミッションケースに冷却水が滴ってますね
という事は漏れ要る個所はミッション側（左側）の方ってことですね。
さてさてどこだ。

あっ漏れてり発見

サーモスタットにつながるラジエーターホースから滴り落ちているのがわかる
リフトを下げて上からチェックをすると、ラジエーターホースの中間部分にＬ字のジョイントパイプがあり、その真ん中にセンサーが刺さっている

そのセンサーの部分から漏れが発生しているようだ。
でもこのセンサーカプラーもないので遊びのセンサーになっている。
おそらくは水温センサーだろう。
でもサーモスタットを対策品に変えたのか？何かで水温センサーもサーモスタット側についたのかコネクターはそちらに接続されているので、意味のないものになっている。

新品の部品にはこのジョイントのパイプはなくなっており、１本もののホースになっています
しかも１本物になったので金額も１万を超える
オーナー様と相談し、この漏れているセンサーのＯ-リングを交換してしまえば漏れは止まるので、汎用のＯ-リングで様子を見てもらうようにした。

それよりももっと大事なのはダクトホースが経年劣化で損傷していること
これだとエアを吸い込んでしまい本来の力を発揮できません

これは新品に交換です
すべての作業完了後しばらく試運転をしてみましたが、冷却水の漏れは完全に止まりました。
わざわざ１万近くのパーツを交換しなくても安く済みましたね