フィアット500 ミッション不良 不動 クラッチ交換
2022年4月24日名古屋市のT様のフィアット500の入庫です
ギヤが入らなくなったという事でレッカー搬送されてきました
車両到着後エンジン始動するとミッションからキリキリキリと嫌~な音がします
しかも臭い 焼けた臭いがしますね。
クラッチベアリングがダメそうです。
さてミッションを降ろしましょう
不動車やミッション不良車の入庫がかなり多いのでモタモタしてられません。
テキパキ作業をしていかないと、お預かりヤードがパンパンで入庫してもらえない状態になってしまいます。
というわけでミッション降ろしました
やはりクラッチベアリング大破です
跡形もなく破損してますよ
残骸が至る所に散らばっています。
もうベアリングの原型さえとどめていません。
これではクラッチ押さえれませんよね
クラッチカバーもほら焼けてます。
走行はまだ65000km台なんですけどね。
フィアットはこの手のトラブル多いです
クラッチディスクはまだ溝はありますね
ですが再利用はできませんからね
クラッチディスク&クラッチカバー新品に交換です
そして問題のクラッチベアリングも交換
ミッションケース内部も綺麗に清掃
大破したクラッチベアリングの破片などが残っていおるとまたトラブルにつながりますから。
デュアロジックオイルも抜き替えします
量も多すぎですし、色も汚れて黒くなってますね。
交換後はこんな感じ
綺麗になりました。
後はミッションを元に戻していくだけ
ミッション組付け後、ギヤオイルを補充して最後の仕上げテスターにてキャリブレーションを行います
このキャリブレーションをしっかりしないと、せっかく交換したクラッチももったいないことになってしまいますよ。
キャリブレーションを行った後試運転をします
ギヤの切り替わりがスムーズかどうか、足回りからの異音がないか等走行チェックを行ったら再度テスターにてチェックを行い問題がない事を確認して作業は完了です