アルファロメオ ミト ミッション不良 不動
2022年9月15日岐阜市のH様のアルファロメオ ミトの入庫
走行中にシフトが入らなくなり不動になってしまったという。
アルファロメオの不動車とう事でどこに聞いても入庫を断られ、ネットで当社を見つけてレッカー搬送されてきました。
ちなみにTCTではなくMT車、クワドリフォリオです
とりあえずミッション降ろします
基本的にMT車でギヤ入らないという事はクラッチを作動させれていない証拠
今のアルファロメオはクラッチレリーズがクラッチベアリングと一体化しているので、ミッションを降ろさないとレリーズ交換ができません。
ミッションを降ろすということは必然的にクラッチ交換もしなくてはもったいないです。
ミッションを降ろしました。
パッと見た感じ不具合なさそうに見えてしまいますが、やはりレリーズベアリングがおかしいです。
わかりますか
少し歪んでますね。
熱変形か、製品不良か?
おそらくこれが原因でクラッチが切れずにギヤが入らなくなったものと思われます。
クラッチカバーの方は暗くてわかり難いですが、レリーズベアリングが綺麗に押し付けられていないので、クラッチカバーに変な傷ができてしまっています。
新しいクラッチディスク、クラッチカバーを取付。
ついでに綺麗に清掃もしておきます。
しかしTCTのミッションは重い((+_+))
セレスピードのミッションに比べると格段に重い
作業するにもかなり体力使います
レリーズベアリングも新品に交換してミションを組み付けていきます
ギヤオイル等を交換し、クラッチオイルのエア抜きをして、いよいよエンジン始動
ちゃんとギヤが入ることを確認
異音もシフトの違和感もないですね
最後に試運転を行って作業は完了です