アルファロメオ156 シフト不良・クラッチ交換
2023年2月16日多治見市のT様のアルファロメオ156の入庫です
オーナー様からギヤが入らない、不動になってしまっているとご相談を受けました。
話を聞いていると、たまにギヤが入る時もあるという。
車両はJTSのセレスピード
セレのトラブルかな?っと思ったが、セレは普通に作動しているとのこと
自走で来店することは危険なのでレッカー搬送で持ち込まれました。
レッカー屋さんの積載車から降ろす際にはギヤが入り普通に動てくれていた
その際に気になったのが嫌な金属音が微かに聞こえたこと。
それはクラッチのベアリングの音っぽく聞こえた。
しかし音はすぐに消え、違和感なく走行できるような感じだ
しかしどうしてもその金属音が気になる
オーナー様の言われるトラブルの内容にも当てはまるのだが、現車両の走行キロは9万キロ台。
まだクラッチが減るような距離ではないが、クラッチベアリングが破損している可能性があるのでオーナー様に連絡し、クラッチ交換をおススメした
そうしたらオーナー様から意外な一言が
実は1度メーターが変わっていて、実走行はおそらく12万キロを超えているはずと言う。
それ早く言ってよ~~~
12万キロ超えならクラッチ交換は当たり前ですよ。
という事でクラッチ交換決定です
ミッション降ろしました
クラッチベアリングはやはり劣化しており、少々ダメージもありそう。
クラッチカバーはベアリングの押された跡が残り、クラッチベアリングが破損している時の痕と同じ
ほら、こんな感じで綺麗に押されていないので、真円に押された痕がなっていない
ではクラッチディスクはどうなっているか?
はい、クラッチディスクはズルズルですね
もう限界を迎えてます
最後の一動きをしてくれていたんでしょう
もう限界です
新しいクラッチディスクとクラッチカバーを取付
ミッションケース内も綺麗にしてクラッチベアリングも新品に交換
あとはミッションを組みつけます
ミション組み付け後、セレなのでキャリブレーションを行います
エンジン始動、ギヤは入るかな?
入りました!セレも普通に作動していますOKですね。
試運転を行い異常がない事を確認
大事にならずに済みました
これでまた10万キロは乗ることができますね