VWニュービートル ABSランプ点灯 ブレーキパッド交換
2023年6月22日岐阜市のK様のVWニュービートルの入庫です
ABSの警告灯が点灯してしまったということでご来店いただきました。
よくある事例ですね
車は初期型のニュービートル
並行輸入の1.8LターボのAT車 非常に珍しい車両です。
オーナー様といろいろお話していると最近ブレーキの異音(キーキー)と音鳴りがひどく、ブレーキを踏むとゴゴゴゴゴゴゴという音も出始めたという。
それってブレーキパッドすり減って、座金まで削ってませんか?
ということでブレーキパッドを交換しましょうということになったのだが、ABSの警告灯が点灯しているので、ただ単にブレーキパッドが減ってABSセンサーが反応しただけならばよいが、この時代のVWはABSユニットがよくダメになっているものも多いので、オーナー様にはABSユニットがダメかもしれませんよって話はしておいたのだが、それでもブレーキパッドをダメもとで交換するという。
オーナー様がそういうのであれば我々は作業するしかないのでブレーキパッドをチェックしていきます。
ブレーキパッドをチェックした結果、問題だったのはリアのブレーキ。
パッドがすり減ってしまい、やはり座金までいっている
これはひょっとするとホントにブレーキパッドだけでフォルト信号消えるかも・・・
ちなみにテスター診断ではハイドロリックポンプ異常と出ていたのでABSユニットがダメな線が一番強い
取り外したブレーキパッド
左リアはまだパッドの残量が残っていましたが,酷かったのは右リア
新品との対比
これだけスリ減っているんです。
新しいブレーキパッドを取り付けて、とりあえず車両を試運転してみる
軽く走行してみるが警告灯は消えません
戻ってテスターで再度チェックをしてフォルトを消してみようとするが消去できないですね。
これはやっぱりABSユニットがダメになってますね。
オーナー様と相談
ABSを交換したいのだが並行輸入のターボ車なので純正の正規ルートでは手に入らないし、何よりも高額すぎて無理。
中古を探そうにも希少車なので中古自体が転がってない
ABSユニット取り外して基盤の修理が一番安くて確実な方法
しかしオーナー様は他にもダメな箇所が多く、その他諸々を考えるとこの車両にそこまでの金額をかけれないという判断に。
車検がまだ残っているので車検が切れるまでは乗って、車検満了とともに乗り換えるということになった。
残念ですが内外装のヤレや、他の部分の不具合の多さを考えると懸命な判断だと思います。