シトロエン　C3車検整備＆水漏れ

一宮市のN様のシトロエン　C3の入庫
車検整備と冷却水漏れが酷いということです。

お預かり早々に受け入れチェックでブレーキパッドがほとんど残っていないことに気づきました。
しかも前後共に。

尋常じゃないくらいに危険な状態でした。

ブレーキパッドの交換と冷却水漏れの修理の許可をオーナー様からその場でいただき
そのまま車検整備で受け入れをします。

というくらいにブレーキパッドの残量がヤバい状態だったということです。

こちらがフロントのブレーキパッド
わかりますか？
ほとんど残量がないこと？
リアもこれと同じような状態です

もう座金が見えてきています
あと少し走行していたら、ブレーキローターも交換必須で高額な部品代に繋がっていたでしょう。
幸いにもブレーキローターはまだ大丈夫そうでした。

新品のとの対比
これだけ違います。
ブレーキ周りを一通り作業を終えた後は冷却水漏れのチェック
目視ではわからない感じ
定番のウォターポンプかな？それともサーモスタット？
圧力テスターを使って圧力をかけていきます
すると冷却水が漏れているところが判明しました。

サーモスタットから冷却水漏れています。
こちらも定番のトラブルなのでさっそく部品交換。
作業していく中であることが判明しました
どうやら今回当社に来る前は某Dに行っていたそうなんですが、今交換作業しているサーモスタット交換した形跡があります。

取り付けられているホースバンドや、その他諸々のパーツが作業した痕跡があります。
そしてここが一番の問題点
ラジエーターホースのホースバンドが締っていません。
よってそこから圧力が逃げ、冷却水も漏れてしまっているのです。
明らかに整備ミスですね。

オーナー様に説明し、念のためにサーモスタットは新品に交換
ホースバンド等もすべて新品に交換し作業完了
最後に冷却氏を補充し、エンジン始動
冷却水のエア抜きを行った後に圧力テストを再度行います
漏れがないことを確認しすべての作業は完了です
無事に車検もOKでこれでまた２年間安心して乗っていただけるのではないでしょうか。