フィアット パンダ ミッション不良 不動 クラッチ交換
2021年2月21日岐阜市のM様のフィアット パンダの入庫です
ミッション不良で不動という事でレッカー搬送されてきました。
走行は80000km台
ボチボチヤバい距離ではありますね。
ちなみに昨年の9月にDにて車検を受けたばかりだそうです。
オーナー様はブツブツ言っていましたが、車検とクラッチは関係ないですからね。
車検時に問題がなければクラッチはチェックはしてもバラさないので正直わかりませんからね。
デュアロジックは動こうとはしているようです。
稀に1速入る時もありますが、すぐにNレンジに戻りますね。
デュアロジックのオイルは一応規定値は入っているので大丈夫そうです。
まぁこれはクラッチがダメそうですね。
オーナー様の許可をいただきクラッチ交換を進めていきます。
はい!ということでミッション降ろしました。
パンダもチンクも何も変わりませんから簡単なもんです。
やはりクラッチベアリング大破してます。
粉々にはなっていませんがバラバラにはなってますね((+_+))
クラッチディスクも限界に近づいてます
かなりすり減っているので交換時期ではありますね。
そしてもっと問題になることが・・・・
あぁぁ~~~~ そうなのね( ゚Д゚)そうなっているのねって感じです。
わかりますか?
フライホイールですが、ベアリングが破損&変形してます。
これはダメです。
クラッチが先か、フライホイールが先かわかりませんが交換しないといけません。
ちなみにフライホイール新品で10万くらいしますよ。
新品との対比
想定内ではありますがパンダのフライホイール不良は多い事案です。
チンクではそこまでは少ないのですがね。
ツインエアーがダメンなのかな?
ともかく交換を進めていきます。
新しいクラッチディスク、クラッチカバーを取付
クラッチベアリングも交換。
クラッチフォークもチェックを入れ、綺麗にして組付けし直していきます。
デュアロジックオイルも抜き替えしていきますよ。
ミッション降ろしているので作業しやすいですかね。
数回抜いて、入れてを繰り返してデュアロジックオイルも綺麗にしたらミッションを組み付けしていきます。
ミッション組付け後はギヤオイル補充してテスターにてチェック
最後にキャリブレーションを行いエンジン始動
無事にギヤが入ることを確認
試運転を行いシフトチェンジのスムーズさや、異音などをチェックして
再度テスターにて診断をおこないます。
特に問題がない事を確認して作業完了です。