アルファロメオ　ブレラ　ミッション不良　不動

稲沢市のＳ様のアルファロメオ　ブレラの入庫です。
こちらも走行中に突然Nレンジなってしまい、その後シフトできずで不動になってしまったというお車です。
お盆前の緊急搬送でレッカーされてきました。
ようやく整備開始です。

オーナー様のお話ではトラブルが起きるまでは全然問題なく走行していた。
ギヤ抜けやシフト不調などはなく、快適に乗っていたそうです。

入庫後チェックしてみるとエンジン始動は問題なくできますね。
ですがギヤが入りません

エンジンを始動せずだと、シフトは変わるのでセレシステムは問題はなさそうですね。
しかしエンジン始動してもギヤ入らないのでこれはクラッチが逝っちゃいましたね。

お盆前のあの猛暑の中、もともとクラッチが減っていたところに暑等で一気にクラッチ削れてしまったのかもですね。
とにかくミッション降ろしましょう

はい、ミッション降りました
物凄いクラッチの削りカスが溜まってます。
中も真っ黒けです。

クラッチカバーを取り外してクラッチを確認してみましょう。

あら～～～
もう完全にクラッチがズルズル状態ですね
これだけ完全にすり減ってしまっていては、クラッチ繋がりませんね。

近くで見るとすごいでしょ？

新しいクラッチとクラッチカバーを取付
もちろんベアリングやその他諸々の小パーツ等も交換していきます。

セレオイル、クラッチオイルを綺麗に抜き換えてミッションを組み付けします
ミッション組付け後はお決まりのテスターでのキャリブレーション
エンジン始動して問題なくギヤが入ります。当たり前だけどね。

そして試運転
各センサー等も問題がないようです
快適に走行できます。

おそらくは今までより加速性や、ギヤの繋がりもかなり早くなったと思います。
最後にもう一度テスター診断して作業完了です