シトロエン DS5 サーモスタット交換
2023年5月1日大垣市のT様のシトロエン DS5の入庫です
走行中にボンネットから白煙をあげ、冷却水の警告灯が点灯、エンジンが止まったという。
レッカー搬送で入庫してきました
オーバーヒートでエンジン停止と聞いていたので、これはエンジンもう駄目だろうなと思いながらエンジンをかけてみる。
するとエンジンかかるではないか( ゚Д゚)
おぉ~ラッキーですね
エンジン焼き付いていないようです。
とりあえず冷却水を補充
すると入れたとたんにボタボタと冷却水が垂れてくる。
漏れてくる場所からおそらくはサーモスタットハウジングかな?
シトロエン・プジョーの定番トラブルですね
リフトにいれて原因を確定する
サーモスタットハウジングがダメなことは推定できたが、オーバーヒートでエンジン停止しているので、念のために他の部分にダメージがないかもチェックします
バッテリー等を取り外してまずはサーモスタットハウジングを取り外します
作業中に他のダメージも発見
ウォーターポンプからサーモスタットハウジングにつながるパイプも損傷して亀裂が入り割れてしまっている。
問題のサーモスタットハウジング
定番のガスケットがダメなのかと思っていたら
違いました。
わかりますか?
サーモスタットハウジングの継ぎ目の部分が開いてきて幅が広がってます
この僅かな開きが原因で水漏れを起こしオーバーヒートしたんですね。
サーモスタットハウジング、バイパスホース等を交換
冷却水も交換してエンジン始動
しばらくアイドリングで放置、冷却水のエア抜きを行います
その後もしばらく放置して冷却水漏れがない事を確認
オーバーヒートしているので、エンジンフィラーキャップにオイルと冷却水が混ざった形跡がないかをチェック。
2~3日試運転を繰り返し状況を確認
問題なさそうなので作業終了です