フィアット パンダ ミッション不良 不動 クラッチ交換
2023年9月15日名古屋市のY様のフィアット パンダの入庫です
ミッション不良で走行不能でレッカー搬送されてきました。
新車でDで購入後、ずっとDにて整備をしてきたそうです
しかし今回の走行不能でDにいったところミッション不良、ミッション交換の高額見積もりが出たそうです。
実際の車両価値を考えると、そのような高額整備は割に合わない
乗り換えを考えるも今車を買い替えるタイミングではないという事でネットにて当社を見つけらお電話をいただきました。
ではさっそくミッションを降ろして作業開始です
デュアロジック自体は反応しており、テスターではセンサー類も問題はなしなのでパンダあるあるのフライホイールじゃないかな?という事でミッションを降ろします
ミッション降ろしました
なぜか異様に錆が目立つクラッチベアリング
破損や損傷などはしていないので今回のトラブルの原因ではない
クラッチカバーは距離相応の使用感ですね。
クラッチディスクはこの通り
すっかり擦り減ってスリットが消えてます
これではクラッチ繋がりません
フライホイールは問題なさそうでした
しかしパンダの持病フライホイールなので今回のタイミングで新品のシングルフライホイールに変更します。
フライホイール交換後、新しいクラッチディスク、クラッチカバーを取り付け。
クラッチベアリングとクラッチフォークも新品に交換
こちらも定番のトラブル箇所なのでこういうタイミングでしっかりと交換をしておかないと後々後悔することになりますからね。
そしてこちらも定番
デュアロジックオイルもきれいに抜き替えしておきます
タンク内も綺麗に洗浄して、新しいデュアロジックオイルを補充
これらが終わってからミッションを組み付けしていきます
ミッション組付け後テスターにてキャリブレーションを行い試運転
異音や違和感、シフト変速のスムーズさのチェックをし、最後にもう一度テスター診断を行って異常がないことをチェック
もう一度キャリブレーションを行って作業完了です
Dで高額だった修理も普通のクラッチ交換の金額で終わりオーナー様も安心しておられました。
また何かございましたらご相談くださいね