アルファロメオ１５９　エンジン不調　フューエルハイプレッシャーポンプ交換

名古屋市のT様のアルファロメオ１５９の入庫です
アクセルを踏んでも吹き上がらないし、エンストするという事でレッカー搬送されてきました。

レッカーから降ろす際もエンジンはかかるもののしばらくするとエンジンストール
その後しばらく再始動できずで、１５分くらいするとエンジン始動でまたしばらくするとストールといった感じだ

症状的には燃料のハイプレッシャーポンプっぽい感じです
これは他の車種等でも多い事例です

通常の燃料タンクにあるフューエルポンプとは別にエンジンに回転数に合わせて燃料を送るポンプがあるのですが、それがダメになるとアクセルを踏んでも吹き上がらずにストールしてしまう。

まずはテスターで診断してみます
やはりハイプレッシャーポンプのフォルトを拾ってますね

しかしこのハイプレッシャーポンプはものすごく高額
しかも国内在庫なし
必然的にオーナー様たちの選択は中古パーツになる

問題のハイプレッシャーポンプ
なぜダメになるのかは不明
非分解なのでバラして中を見ることができないためにASSY交換しかない

取り外したハイプレッシャーポンプです
これがカムシャフトにリンクしておりエンジンの回転数に合わせて動いてます。

中古のハイプレッシャーポンプに交換後エンジン始動
ストールしませんねん
アイドリング保持、アクセルを吹かしてもちゃんと吹き上がります

そのまま試運転を行います
ハイプレッシャーポンプがダメな車両は２０分くらい走行するとエンジンが息継ぎして走っていかなくなったりします

２０分～３０分試運転を続け問題なく走行できますね
その後も試運転を繰り返して様子見をしましたが問題なし

テスター診断でもフォルトはなしなのでこれにて作業終了です